数週間に渡って車の自動運転や安全装置についてお話をしてきましたが、
自動運転が「レベル4」になると運転免許は不要になるかもしれません。

車自体が運転の主体になりますから、運転免許は人間ではなく「車」に
与えられることになりますよね。

では、事故が起きた時の責任はどこに発生するのでしょう?
当然車のシステムが原因となるでしょうから、責任は自動車メーカーに
ある事になりますよね。

運転者に事故の責任がないのなら、運転者(車の所有者)は対人や対物
といった賠償責任保険に加入する必要がありませんし、逆に自分がケガをしたり
車が壊れた損害賠償を自動車メーカーに請求することになります。

保険会社は自動車メーカーに対して、販売する車に「製造物責任保険」
を付けるよう働きかけるでしょうし、自動車メーカーは「製造物責任保険」
の保険料分を車の値段に上乗せして販売することで、車の販売価格が
さらに高くなるでしょう。

その分、車の所有者は自分で自動車保険に加入する必要はなくなり
私たち保険代理店は自動車保険が売れなくなります。
あれ? それは保険代理店の経営としては困ったことになりますね。