自動車保険の保険料を決定する要素は、大きく「車種」と「型式」に分けられます。
「車種」とは、大型貨物車とか軽四輪貨物車とか普通乗用車ということです。
「型式」とは、道路運送車両法に基づいて分類されている指標で、車検証の「型式」欄に
記載されています。

自動車保険の保険料は「型式別料率クラス」というクラスによって分けられており
車の型式ごとの事故実績などにもとづいて算出されています。
「型式別料率クラス」はすべての車に適用されているわけではなく、「自家用普通乗用車」、
「自家用小型乗用車」及び「自家用軽四輪乗用車」の自動車のみです。

この3種類の自家用乗用車は自動車全体の中でも保有台数が多く、さまざまな形状や
構造・性能の自動車が存在していますので、車の型式ごとに直近の事故発生状況を反映し、
より適正かつ公平な保険料負担とするためにクラス分けされているのです。

そして事故の少ない型式は低いクラスへ、事故の多い型式は高いクラスへ変更するための
見直しが毎年1回行われています。

車は変わっていないし、自分自身は事故も起こしていないのに保険料が高くなるのは、
「型式別料率クラス」の数値が大きくなったことにより保険料が高くなっている場合が
あります。