投資には「卵は1つのかごに盛るな」という格言があります。
1つの資産に集中投資をすると値下がりした時のダメージが大きくなりますが、
資産を「分散」すれば、1つが値下がりしても他でカバーができます。

例えば1つの企業の株に集中投資をする方法だと、その会社が倒産したり
業績が下がった場合、損をするリスクも大きくなります。
しかし、どの会社に、どのくらいの金額を、どれくらい分散したらいいのかを
一般の人が見極めて決めることは難しいでしょう。

ご安心ください。それをやってくれるのが「投資信託」(投信・ファンド)です
「投資信託」とは、複数の投資家から集めたお金を1つの大きな資金としてまとめて、
資産運用の専門家が投資・運用し、利益を投資家に還元する金融商品です。

その投資信託にもたくさんの商品・種類があるので大きく3つに分類してみましょう。
1,運用手法のよる分類
 インデックス型:運用の成果を日経平均株価などのベンチマークに連動させる
 アクティブ型: 運用成果をベンチマークを上回ることを目指す。高リターンが
         望める分、リスクもある
2,投資対象による分類
 国内株式型・国内債券型・国内不動産投信・国内その他資産
 海外株式型・海外債券型・海外不動産投信・海外その他資産
3,投資地域による分類
 日本国内:有名ななじみのある企業が多く情報も得やすい
 先進国: 欧米などの先進国。世界的に有名な企業も多く、値動きもやや安定
 新興国: 今後の経済成長が期待される国。変動幅が大きい

実際には、ハイリスク・ハイリターンから、ローリスク・ローリターンまで、
特色のあるいくつかの商品に「分散」して投資をすることをお勧めします。
日本が「失われた30年」だった時でも世界は成長していましたから、「分散」投資
は有効だと思いますがいかがでしょう。