前回のブログで「がん診断給付金」は役に立ちますね。という話をしましたが、

全ての「がん」に「がん診断給付金」が出るかどうかわからないという話をします。

 

一般的に「がん」と呼んでいる病気は、「上皮内新生物」と「悪性新生物」の2つに

分類されます。

 

まず、「上皮内新生物」とは、がんの細胞が上皮内(組織の表層部分)にとどまっていて、

基底膜を越えていないので臓器の深くまで浸潤していない状態のことをいいます。

そのため治療を行えばほぼ完治できて、転移や再発の可能性もほとんどないといわれています。

 

一方、「悪性新生物」とは、がん細胞が基底膜を越えて浸潤していて、血管やリンパ管を通じて

転移や再発の可能性もある進行性のあるがんのことをいいます。

別の言い方では「悪性腫瘍」と呼ばれますし、悪性リンパ腫や白血病などの血液のがんや、

肝臓がんやすい臓がんなども「悪性新生物」に分類されます。

 

「悪性新生物」と診断された場合には「がん診断給付金」がもらえるのに、「上皮内新生物」と診断された

場合は「がん診断給付金」がもらえなかったり、もらえても金額が減らされたりする場合があるのです。

では、がん保険を選ぶ時にはどんなところをチェックしたらいいのでしょうか?

保険会社では教えてくれない3つのポイントを次回お伝えしようと思います。